原宿幼稚園は認可幼稚園ですから、学校教育法に基づき「幼稚園教育要領」に拠った保育をしています。そのバックボーンとしてキリスト教があることは言うまでもありません。文部科学省から出されている「幼稚園教育要領」には、次のようなことが書かれています。
- 幼児期にふさわしい生活が展開されるようにする。
- 遊びを通しての指導に拠って、ねらいが総合的に達成されるようにする。
- 幼児一人ひとりの発達の特性を生かした指導を行うようにする。
同時に、「他の幼児とのかかわりの中で他人の存在に気づき、相手を尊重する気持ちで行動できるようにする」よう求め、また「よいことや悪いことがあることに気づき、考えながら行動する」
こうした幼児教育の方向は、従来から私たちが求め、考え、実施してきたものと大筋において合致しています。私たちの保育はこの方向を先取りしていたといえましょう。一面では自信を持ちましたが、同時に責任の重さを痛感しています。これからも、子どもたちと共に、保護者と共に、一人ひとりを大切にする保育を志向していきたいと思っています。